Washing hair on the bed
ベッドの上で 寝たままの状態で洗髪する方法です。
用意するもの 10点
- 防水シート(レジャーシートで可)
- バスタオル
- テープ式オムツ
- シャンプー&リンス(リンスinシャンプー)
- シャワーボトル2本+お湯
- シャワーボトル立て(バケツ等)
- シャンプー拭き取り用温めタオル2枚
- ドライヤー
- くし
- 洗髪用枕
ベッド横に 道具を載せる台(ワゴン)があれば、便利です。
介護本では 洗髪器(ケリーパット)作成の説明がありますが、手間がかかり、
ゴム製や使い捨てのケリーパットが販売されていますが、
テープ式オムツ(吸収目安750ml)の1枚でできます。(看護師指導)
準備
- 出来上がりは 防水シートの上に バスタオルとテープ式オムツをのせた状態です。
- 準備として 首の下になる部分から くるくる巻いておき まくらをはずした時スムーズに頭の下に入れる(差し込める)ようにしておきます。
- 希望温度のお湯(体温くらい)をシャワーボトル2本に用意します。
- シャンプー拭き取り用タオル2枚を濡らして、電子レンジで1分くらい温め、ビニール袋に入れおきます。 (尚 レンジメーカーは 使用目的外としては推奨していません)
洗髪
- 枕を外し、洗髪シート3点を首の下にセットし、洗髪枕に頭をのせます。
- 軽く櫛でブラッシングし 汚れや抜け毛を取ります。
- 耳に入らないように抑えながら、お湯をかけます。
- リンスインシャンプーを泡立てて、地肌も軽くマッサージしながら洗います。
- 耳の後ろは 脂がたまるのできれいに洗います。
- ふやけたフケなど櫛で取ります。
- 温めた濡れタオル2枚で シャンプー泡を取ります。
- 次にシャワーボトルのお湯で洗い流します。
- テープ式オムツを抜き取り外します。
- バスタオルで濡れた髪を拭きます。
- ドライヤーを30cmくらい離したところからかけて、乾かします。 (介護本にはドライヤーを30cm離すように記載されていますが、実際は早く乾かすため患者が嫌がらない程度の20cmくらい離してかけます。)
- 櫛で整えます。
- バスタオル・防水シートを外し、いつもの枕に頭をのせて終了です。
注意点
- 一週間に1回程度、また不快なときに行います。
- 患者には負担ですので、体調の良いときに行います。
- 湿疹などがないか頭皮の状態を観察します。
- ドライヤーの音をびっくりする患者もいます。
- 呼吸器マスクは 患者に持ってもらうか、介助者に充ててもらいます。